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「仲介業者はどっちの味方?」売主・買主双方に立つ立場とは

「仲介業者って、売主の味方なんですか?それとも買主の味方なんですか?」
ある日、売却をご検討中のご夫婦からこんな質問を受けました。

ちょうどその時、別の業者を通じて買主様からの問い合わせが入っており、まさに「売主・買主双方の仲介業者が関わる状況」になっていたのです。

ご夫婦は少し不安そうに、「両方から依頼を受けると、私たちの立場が不利になるのでは」と心配されていました。一方で買主様も「情報を隠されるのでは」と疑念を抱かれていました。

ここで私たちが強調したのは「仲介業者はどちらか一方の味方ではなく、公正中立に調整する役割」だということです。売主様の希望を守りながら、買主様にとっても安心できる契約条件を整える。その橋渡しをするのが私たちの使命なのです。

実際に今回の取引でも、価格交渉の段階で食い違いがありました。売主様は「もう少し高く売りたい」、買主様は「予算的に難しい」との主張。私は双方の事情をしっかり聞き取り、細やかな条件調整を行うことで、最終的にスムーズに契約成立に至りました。

契約が完了した後、ご夫婦は「思った以上に安心して進められた」と笑顔を見せ、買主様も「信頼できる取引だった」と喜んでくださいました。

この経験を通じて改めて実感したのは、「両手仲介=不利」ではなく「両手仲介=スピードと安心につながる」可能性があるということ。双方を調整する中立的な立場だからこそ、売主様にとっては早期成約、買主様にとっては正確な情報提供が可能になるのです。

ポイントまとめ

  • 仲介業者は売主・買主双方の橋渡し役。

  • 公正中立な立場を守ることで、双方が安心できる契約が可能。

  • 両手仲介はむしろスムーズな成約につながるケースも多い。

不動産売却をお考えの方は、仲介業者の立ち位置や役割を理解しておくと安心です。もし「どう進めたらいいのか」と迷われた際には、ぜひお気軽に当社へご相談ください。