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契約直前にキャンセル!現場で学んだ売却リスクと回避法

「すみません…やっぱり契約をやめたいんです。」
その一言が出たのは、銀行の窓口で決済を行う直前のことでした。売主様も私たちも、思わず息をのんでしまいました。

この取引は、内覧から順調に進んでいました。買主様も真剣で、住宅ローンの事前審査も済んでおり、売主様は「ようやく安心できる」と胸をなでおろしていた矢先の出来事。理由を伺うと、「親族から強い反対を受けた」というものでした。

買主様ご本人は前向きだったのですが、契約を進める過程で家族内の意見調整が十分にできていなかったのです。結局、売主様は再度購入希望者を探さざるを得なくなり、引っ越し準備まで進めていたために時間も費用も大きな負担となりました。

この経験から私たちが学んだのは、「契約は最後まで安心できない」ということ。決済日までに思わぬ事情が持ち上がり、取引が白紙になる可能性はゼロではありません。だからこそ、事前のヒアリングと確認が極めて重要です。

現在では、私たちは次のような点を徹底しています。

  • 資金計画の事前確認:住宅ローンの審査が通っているかをしっかり確認。

  • 家族の合意形成:ご本人だけでなく、同居予定者や親族の意向を事前に把握。

  • 購入後の生活設計:長期的に無理のない資金計画かどうかを確認。

こうした取り組みを重ねることで、売主様にとっても「最後に裏切られる」リスクを最小限に抑えられるようになりました。

ポイントまとめ

  • 契約直前でもキャンセルは起こり得る。

  • 原因は資金計画や家族合意の不足が多い。

  • 専門業者が事前にリスクを確認することで、売主様の安心につながる。

不動産売却は「決済が終わるまで」気が抜けません。だからこそ、事前準備とリスク管理が大切です。「不安なく最後まで売却を進めたい」とお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。